DISCOVERY XD-1
メビウス製1/350ディスカバリー号をモデルグラフィックス2024年10月号の作例として制作しました。EVAポッドや格納庫を自作、操縦席や格納庫、ポッドを電飾し劇中のイメージに近づけました。 操縦席は窓のクリアパーツは使用せず吹き抜けとし、窓枠パーツ4の裏側に仕切りと操縦室、コンソール、操縦席をプラ板で自作。建築模型用の1/350フィギュアをパイロットに改造し左側の席に座らせます。コンソールと奥の部屋に電球色のチップLEDを内蔵。 天井と格納庫中央のコンピューターにチップLEDを内蔵、コンピューターは電飾用に複製、クリアレジン化しておきます。発進する中央のEVAポッドはエポパテとプラバンで自作、中に砲弾型LEDと光学繊維を内蔵して4個のライトを電飾、ディスカバリー号のせり出し部分の2本の軸を真鍮線にして通電します。これで印象的な発進シーンを再現できます。格納庫内に残っているポッド2機はPARAGRAFIX社製の3D出力パーツを使用。電源は外部電源12Vでパーツ8の下部に穴を開けてソケットを内蔵、機首に通電します。 機体中央のアンテナ部分はエッジを薄く削り込み、十字部分は0.2mmの真鍮線に交換、アンテナ中央の支柱も太いので真鍮線と真鍮製ユニオンの組み合わせに換装。基部の構成も若干異なるように見えたのでプラ材や流用パーツで改造。エンジンはノズルの掘りが浅いのでウェーブのU・バーニアフラット1の4.0mmを貼り、内側はプラストライプを貼りました。六角形部分の縁は厚いので薄く削り込みます。 機首の球体部分は最大の見せ場ですので、劇中や資料写真を参考にスジボリを追加。ボーマンが乗り込む左側の長方形の扉は一度くり抜き、エポパテとプラ板でディテールを追加しました。EVAポッドが発進する丸い中央ハッチは差し替えで開閉を再現。 塗装ですが電飾の光漏れや撮影時の透け対策に全体を遮光ブラックで遮光、その後サフを吹いて表面をならし、Mr.カラー311を基本塗装とします。パネルラインに沿って濃いグレーを二段階、Mr.カラー315やガイアカラーのガルグレー3をベースにした色を塗り分けます。撮影用モデルはスミイレされていませんが、小さな模型では影が十分に落ちないのでタミヤエナメルのジャーマングレートとダークグレイを混色したグレーでスミ入れすることにしました。最後に部分的にマスキングしてスモークグレーで汚しました。 使用キット・・・メビウス1/350ディスカバリー号