XB-70 Valkyrie May 11 , 1964
1964年5月11日 XB-70 AV1ヴァルキリーはノースアメリカン・エビエーション社パームデイル工場にて多くの招待客の前でロールアウトした。後に悲劇の主人公となるXB-70が、最も希望に満ちあふれ輝いていたのがこの日であった・・・ 2012年12月の第1回TENGU MODELERS展示会「ヒコーキ模型」用に製作した1/200サイバーホビー製XB-70ヴァルキリーです。 資料収集中に見つけたロールアウトの式典の写真が実に素晴らしくジオラマにすることを決意しました。本来は昼間なのですが、電飾したら夜の方が格好よくなってしまい暗い写真ばかりに・・・ キットのデキは本当に素晴らしくコックピットに1/200プライザーのフィギュアを与圧服に改造したパイロットを乗せチップLEDで電飾。あとは翼端やインテークのエッジを薄く削り込んだくらいです。 ヴァルキリーが作られていた格納庫はプラ板から。Adobe Illustratorで作図してプラ板にて制作。画面に動きを出す為に斜めにレイアウトしています。照明として電球色のLEDを6個内蔵しました(夜間の屋外作業やエンジン点火テスト等で点灯している写真がありました)。社名ロゴはイラレで作ったものをシルク印刷屋さんにデカールに刷ってもらいました。牽引車やコンテナ、フォークリフトはNゲージの中でも最も小さいものを選びました。牽引車はそれでも大きかったので全長を切り詰め屋根を作って改造。 フィギュアはプライザーの1/200の無塗装のものを購入、目標は300体だったのですが100体塗ったところで無念のタイムアップ!フィギュアのみアクリルガッシュで塗装しました。小さいサイズのフィギュアって漠然と等間隔で配置しているジオラマが多い気がしたので、配置の際に各々のフィギュアになんとなくストーリーを考えながら配置しました。作業員や警備員はもちろんのこと、軍関係者なのか、招待客なのか、エラいのか、下っ端なのか、この2人は夫婦、このグループは会社の同僚・・・と考えると自ずとフィギュア同士の距離も近いものや遠いもの、目線が合っているもの、手をつないでいるものなど関係性が生まれてきます。時期が5月なので半袖、長袖、ジャケット着用を適度に混ぜました。 使用キット・・・サイバーホビー製1/200 XB-70ヴァルキリー