Space Runaway IDEON
アオシマ製1/450イデオンをモデルグラフィックス2024年3月号の作例として制作しました。 1、クリアパーツを生かし電飾を施す 2、プロポーションを設定画に近づける 3、全長105mの遺跡を意識したディテールや塗装を施す この3つをポイントに制作しました。 元々クリアパーツが多数使用されているキットですので、本体、波動ガンともにクリア部分は全てLEDを内蔵して電飾。さらに脇の下のスラスター部分を開口して電飾。肩のマド?は余ったクリアブルーパーツから切り出し、肩のプロポーション修正時に設置。波動ガン側面のオレンジのスリット部分も開口して電飾しました。波動ガンの砲口は上部のスイッチで点灯消灯を切り替えられます。 本体のプロポーションはパースを強調したアレンジが施されているので、そこは生かしつつアレンジ強めの部分は設定画に寄せる改造をしました。最も印象が異なる肩~腕はキットの関節を生かしつつプラ板で形状を変更。履帯はドラゴンの1/72Ⅲ号戦車から流用。 握り拳はロボマニ丸指5Lに換装。 首が細いのでプラ板で太らせ、下部にボールジョイントを入れ可動範囲を広げつつ延長 。腹部は表面の段差をなくし高さを2mm増しました。 脚は足の裏を2mmカットして薄く、踵を6mmカット、つま先はプラ板で大型化します。脹脛後部の出っ張っている部分、脛の白いパーツもカットしてスマートにしプラ板で塞ぎます。膝あてと膝側面の上部もカット。 太腿はボリューム不足と感じたので後部をプラ板でボリュームアップ、太腿前部の高さを2mm増しました。 ディテールは巨大感の演出としてスジボリとプラ材によるディテールを追加。腕と脚のミサイル発射口はTV版では地球人が積み込んでいますのでイージス艦のミサイル発射機を参考にプラ材で自作。シャッターは一段ごとに0.14mm厚プラストライプを貼ります。肩と脇腹のシャッターはエバーグリーンのラップサイディングを使用。 塗装は全長100mの牛久大仏を参考に「遺跡で発掘、補修された105mの巨人」のイメージで塗装。 パネルラインごとの微妙な色の違いや汚れの差を、マスキングと竹下式フィルタ塗装の組み合わせで演出しました。 使用キット・・・青島文化教材社1/450イデオン